施術の流れ
当日は以下のような流れで施術を行います。

①問診
あらかじめご記入いただいた問診票を用いて、現在のお身体の状態についてお聞きいたします。
この問診から、現在の問題点を可能な限り導きだし、身体の状態に関しての仮説を立てます。この情報を元にして各種の検査を進めていくので、非常に重要なものになります。
どんな些細な情報でも、身体の状態を知る手掛かりになりますので、包み隠さず、正直にお答えください。
②検査・評価
問診で得た情報を元に、痛みの原因に対して仮説を立て、その仮説の検証を行うべく、各種の理学検査や機能評価を行っていきます。
ただ、痛い部分を確認するのではなく、その部位になぜ痛みが出ているのか、身体全身のつながりを見た中で、根本にある原因の究明を行います。
この検査により、次の施術の方法が決まるため、より高い効果を出すために、細かな部分まで詳しく検査していきます。


③施術
問診で立てた仮説の検証が終わり、痛みの根本原因がわかったら、その部位を中心としたアプローチを行っていきます。
何よりも一番の目的は「痛みを改善すること」になりますので、一概に何分間の治療というように明確な時間設定ができません。
その時々の身体の状態に合わせて、その人に合った施術方法を選択します。選択の理由や、その治療器の効果などの説明含め、ただ淡々と施術を行うのではなく、状態を逐一確認しながらの施術となります。
④再評価、効果確認
施術により、実際の動作にどのような変化が起こったのか、痛みや動かしやすさ、出力、パフォーマンスの変化を確認します。
また、前回の施術との比較、次回の施術に向けた評価の資料、視覚フィードバックの材料として、写真や動画を撮影し、客観的に変化の度合いを確認することもあります。
大切なのは、外から見た動きの改善と、自分自身が実際に感じている感覚の改善であり、その両方を確認していきます。


⑤ホームエクササイズ指導
施術の効果を体感し、症状の改善が起こったら、それで終わりではなく、その状態を継続させるための、ホームエクササイズを指導します。
これにより、痛みを発生させてしまっていた身体の使い方の改善、身体の弱い部分の強化などを行い、生活習慣や体質の改善を行いっていきます。
このエクササイズを行うか行わないかで、その後の状態の維持・変化は大きく変わってくるので、丁寧にわかるまで指導します。