肩こりの実態と解決策について
- cashregisterpluson
- 7月3日
- 読了時間: 7分
お世話になっております。院長の佐野です。
今回は肩こりについての記事をお届けします。
いつの時代にも存在する肩こり
ひどいときは頭痛やめまい、眼精疲労も伴います。
なぜ肩こりが生じるのでしょうか。
そしてPlusONEでできることについてご説明します。

肩こりのメカニズム
肩こりは現代人が抱える代表的な身体の不調です。
医学的には僧帽筋を中心とした肩周辺筋肉の緊張状態として定義されています。

肩こりが起こるメカニズム
肩こりの発生には、以下の段階的なメカニズムが関与しています:
筋肉の持続的緊張
同じ姿勢を長時間続けることで、特定の筋肉が緊張状態を維持
筋肉内の血管が圧迫され、血液循環が悪化。
悪化した結果、コリになり張りや痛みを感じることになります。
血行不良による症状の悪化
筋肉への酸素・栄養供給が低下
疲労物質(乳酸等)の蓄積
筋肉の硬化と痛みの発生
悪循環の形成
痛みにより筋肉がさらに緊張
より血行が悪化し、症状が慢性化
文献・ソース:
「血行不良が肩こりの主な悪化要因の一つであるため、血液循環を促進することが筋肉の緊張の緩和につながり、肩こりの緩和には有効です」と説明されています。
佐藤製薬の研究によると、「健康な筋肉にはほどよい弾力があります。そしてこれは、筋肉を形成している細胞内に水分や血液がスムーズに循環していることが基本となります」とされており、血流の重要性が強調されています。
久留米大学医療センターの資料では、「肩こりの診断は、問診や神経学的診察、特に触診で僧帽筋の圧痛と筋緊張、肩関節可動域や頚椎疾患のチェックなどで診断します」と医学的診断方法が記載されています。
肩こりが起こりやすい人とは?
以下の職業で肩こりが多く見られます:
肉体労働よりもデスクワークの方が多い傾向にあります。
事務職
最も肩こりが多い職業
長時間のデスクワークが主因
ディスプレイの凝視や下を向くような姿勢はやはり肩こりになりやすい環境になるでしょう。
専門・技術職
エンジニア、研究者、設計者など
集中を要する作業での同一姿勢維持
管理職:
責任とストレスによる筋緊張
長時間の会議や書類作業
美容師・理容師
特に業務に支障をきたしやすい職種として注目
手を上げる作業が多い
・デスクワーカーの特殊事情
「長時間のデスクワークや、パソコン作業、スマホ操作など、
同じ姿勢を続けていると、首や肩の負担が増えます」
という報告があり、現代のオフィス環境が肩こりの温床となっていることが分かります。
特にくびが前のめになっている場合など
姿勢を維持しようと、とても緊張してしてしまいます

年齢層による違いについて
同じ肩こりでも年齢による傾向は変わってきます。
20-40代:職業性の肩こりが中心
50代以降:加齢による筋力低下と経年変化による関節の隙間が減ってくることが影響
学生層:スマートフォンやゲームによるいわゆる「スマホネック」が近年増加
下を向き続ける。ディスプレイを見続けることによる猫背や視力低下が言われています。

PubMedに掲載されている英語論文
"Text neck": an epidemic of the modern era of cell phones? "Text neck": an epidemic of the modern era of cell phones? - PubMed - テキストネックを現代の携帯電話時代の流行病として位置づけた研究
大学生のスマートフォン使用者における首の障害に関連する要因 Factors associated with neck disorders among university student smartphone users - PubMed - 12ヶ月間のスマートフォン使用後に最も痛みを感じる部位が首(32.50%)であることを報告
子どもと青少年におけるテキストネック症候群 Text Neck Syndrome in Children and Adolescents - PubMed - 若年層への影響を調査した研究
日本語の研究:
J-GLOBALに掲載された「大学生のスマートフォン使用者におけるテキストネック症候群とSMS母指の罹患率」
大学生のスマートフォン使用者におけるテキストネック症候群とSMS母指の罹患率:横断的調査研究【JST・京大機械翻訳】 | 文献情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター - 横断的調査研究として実施された日本の研究
医療機関による報告:
東京医科大学整形外科学分野によるテキストネックの解説
text neck (テキストネック)―スマホ障害と頚部痛― | 東京医科大学 整形外科学分野 -
スマートフォンやタブレット等の長時間使用による頚椎アライメント不良との関連を報告
主な研究データベース
スマホネックは比較的新しい概念のため、
2010年代後半以降の研究が中心となっています。
特に大学生や若年層を対象とした疫学調査や、頚椎への生体力学的影響を調べた研究が多く発表されています。
肩こりが悪化した場合の影響
肩こりが強くなってしまうことで重い感じだけでなく、
以下のような症状が起こりえます。
軽度から中度の症状進行
局所的な痛みと緊張
頭痛の併発
首の可動域制限
上肢のしびれや違和感
これらは自覚しやすい症状の一例です。
そして慢性的に続きやすく、一過性に治まることもあるため、放置しやすい状態でしょう。
重篤化した場合の症状
「肩こりは、頭痛やしびれ、めまい、目の痛み、息苦しさ、疲労感など
肩こり症候群と呼ぶことができるほど多彩な症状を起こします」
最悪のケース
頚椎症の発症
頚椎の変形や椎間板の変性
神経根の圧迫による上肢の痛みやしびれ
胸郭出口症候群
血管や神経の圧迫
手指の運動障害や感覚障害
日常生活動作の著しい制限
仕事や家事の継続困難
社会活動への参加阻害
痛みが強くなってしまうことで、ふとした動きでも痛みがでたり
寝ることも辛くなってしまいます。
Plus ONEでのケアアプローチ
Plus ONE鍼灸接骨院では、肩こりに対して以下の専門的なアプローチを提供しています:
鍼灸治療
経絡理論に基づいた施術
肩周辺の経穴(ツボ)への鍼治療
血流改善と筋緊張の緩和
自律神経の調整効果
現代医学との融合
解剖学的知識に基づいた正確な施術
トリガーポイント療法の併用

丁寧な施術を心がけています。
手技療法
手技療法
筋膜の癒着改善
可動域の回復促進
関節モビライゼーション
頚椎・胸椎の可動性改善
肩甲骨周辺の機能回復

個別の施術プランをご提案します
症状評価に基づくオーダーメイド治療
生活習慣の指導とアドバイス
運動療法の提案
自宅でも可能なストレッチの提案

日常生活での効果的な予防策について
姿勢の改善
デスクワーク環境の最適化
モニターの高さ調整(目線と同じ高さ)
椅子の高さと奥行きの調整
キーボードとマウスの適切な配置
スマートフォン使用時の注意
「スマホを扱うときは、目線と同じ高さまで引き上げるようにしましょう」
長時間の連続使用を避ける
運動習慣の確立
「運動をしないと筋肉が衰えて、肩の負担が大きくなります。
また、筋肉の緊張状態が続いて、血流の悪化を招くため、肩こりが起こりやすくなります」
ストレス管理
定期的な休息の確保
リラクゼーション技法の習得
十分な睡眠時間の確保
環境要因の改善
適切な室温・湿度の維持
照明の調整
エアコンの直風を避ける
温熱療法の活用
お風呂などで身体を温めることによっても血管が拡張し、
血行が良くなります。温かい環境は筋肉の緊張を和らげ、血液循環を促進します
まとめ
肩こりは単なる「疲れ」ではなく、
放置すると深刻な健康問題に発展する可能性があります。
Plus ONE鍼灸接骨院では、個々の症状や生活背景に応じた専門的な治療を提供し、
根本的な改善を目指しています。
早期の適切な対処と継続的なセルフケアにより、
肩こりの改善と予防が可能です。
※症状が続く場合は、専門医療機関での診察をお勧めします。
さいたま市北区日進町 Plus ONE 鍼灸接骨院 Life & Performanceでは、
一人ひとりの状態に合わせた最適なプランをご提案します。
実績豊富な国家資格保持者(理学療法士・柔道整復師・鍼灸師)
アスレティックトレーナーが、あなたのスポーツライフをサポートします。
患者さまと一緒に、スポーツ復帰まで付き添っていけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまとお会いできることを楽しみにしています。
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