Canon Aplio Airによる運動器超音波エコー検査の活用
- cashregisterpluson
- 5 日前
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お世話になっております。院長の佐野です。
先日発売したばかりの超音波エコー検査機器 Canon Aplio Airが遂に届きました!!
今回はエコー検査の重要性とできることをお話していきます。
エコーがあることによって、状況把握ができ復帰に向けて大きく前進すると思います!
はじめに
近年、運動器分野における超音波エコー検査の重要性が高まっています
今回、最新のCanon Aplio Airを導入し、
運動器の画像観察において新たな可能性を感じています。
特にスポーツ現場でよく遭遇する野球肘の状態確認や骨・軟部組織の状態観察において、
その有用性を実感しています。

Canon Aplio Airの特徴
Canon Aplio Airは、コンパクトながら高画質な超音波画像を提供する最新の超音波診断装置です。その特徴として:
携帯性と操作性
軽量コンパクト設計により、様々な現場での使用が可能
直感的な操作インターフェースで、効率的な検査が実現
バッテリー駆動により、電源環境を選ばない使用が可能
高画質画像技術
優れた画像分解能により、細かな組織構造の観察が可能
リアルタイムでの動的観察により、機能的な評価も実施可能
多様なプローブオプションで、様々な部位への対応が可能
運動器領域での活用場面
野球肘の状態確認
野球選手に多く見られる肘関節周辺の状態確認において、超音波エコーは非常に有効です
内側上顆炎の観察:
内側側副靱帯や屈筋群の状態を詳細に観察
外側圧迫障害の確認:
橈骨頭と上腕骨小頭の関係性を動的に評価
後方インピンジメント:
肘頭と肘頭窩の状態を多角度から観察
骨組織の状態観察
骨折や骨の状態が気になる場合の初期評価として:
骨表面の連続性確認:
皮質骨の表面性状を高解像度で観察
血腫や腫脹の評価:
軟部組織の状態変化を詳細に確認
治癒過程の経過観察:
定期的な画像比較による状態変化の追跡
※エコー検査は状態確認の補助のための検査です。詳しい評価や確定診断、治療方針については、医療機関へご紹介することもあります。
運動器エコー検査の意義
非侵襲的評価の重要性
超音波エコー検査は、放射線被曝のリスクがなく、
繰り返し実施できる安全な画像評価法です。
特に成長期のアスリートにおいて、この安全性は重要な利点となります。
リアルタイム評価
静的な画像だけでなく、関節や筋肉の動きをリアルタイムで観察できることで、機能的な問題の把握が可能になります。
経過追跡への活用
同一条件での繰り返し観察により、状態変化の客観的な評価が可能です。
スポーツ障害でお悩みの方へ:超音波エコー検査で見えること
スポーツをしていて、こんなお悩みはありませんか?
練習後に肘や肩が痛む
ランニング中に膝に違和感がある
ジャンプ動作で足首に不安を感じる
痛みがあるけれど、どこが悪いのかはっきりしない
骨に異常はないと言われた
そんな時、超音波エコー検査が皆さんの不安解消に役立つかもしれません。
スポーツ別に見る、よくある障害とエコー検査
⚾ 野球
よくある障害
野球肘(内側型・外側型・後方型)
野球肩
手首・指の障害
エコー検査で確認できること
肘の靱帯の状態や厚み
軟骨の状態変化
筋肉や腱の炎症の程度
関節内の水たまり(関節液貯留)
🏃♂️ ランニング・マラソン
よくある障害
ランナー膝(腸脛靱帯炎)
シンスプリント
アキレス腱炎
足底筋膜炎
エコー検査で確認できること
腱の厚みや線維の状態
炎症による腫れの程度
筋膜の状態変化
血流の状態
🏐 バレーボール・バスケットボール
よくある障害
ジャンパー膝(膝蓋腱炎)
足首捻挫
指の突き指
肩の障害
エコー検査で確認できること
膝蓋腱の変性や炎症
靱帯損傷の程度
関節周辺の腫れ
筋肉の部分断裂
⚽ サッカー
よくある障害
肉離れ(ハムストリング・大腿四頭筋)
足首捻挫
膝の靱帯損傷
シンスプリント
エコー検査で確認できること
筋線維の断裂範囲
血腫の大きさと位置
靱帯の損傷程度
治癒過程の確認
🎾 テニス
よくある障害
テニス肘(外側上顆炎)
手首の腱鞘炎
肩の障害
足首の障害
エコー検査で確認できること
腱付着部の変性
腱鞘の厚みや炎症
筋腱移行部の状態
関節液の貯留
エコー検査の大きなメリット
1. 動きながら確認できる
関節を動かしながら検査することで、どの動作で問題が起きているかを特定できます。
2. 左右比較ができる
痛くない側と比較することで、異常部分がより明確になります。
3. 経過観察に最適
治療の効果や回復具合を定期的に確認できます。
4. その場で説明が受けられる
画像を見ながら、どこに問題があるかを詳しく知ることができます。
こんな時はエコー検査をおすすめします
痛みが続いている:
2日以上続く痛みや違和感
動作時の痛み:
特定の動きで痛みが出る
腫れや熱感:
見た目にも変化がある
パフォーマンス低下:
以前と比べて動きが悪くなった
再発を繰り返す:
同じ部位の問題が何度も起こる
今後の展望
Canon Aplio Airの導入により、運動器の状態確認における新たな可能性が広がりました。
今後は
より多くの症例での画像蓄積
他の評価法との組み合わせによる総合的評価
アスリートのコンディショニングへの活用拡大
これらの取り組みを通じて、アスリートケアのクオリティ向上に貢献していきたいと考えています。
※エコー検査は状態確認の補助のための検査です。詳しい評価や確定診断、治療方針については、医療機関へご紹介することもあります。
さいたま市北区日進町 Plus ONE 鍼灸接骨院 Life & Performanceでは、
一人ひとりの状態に合わせた最適なプランをご提案します。
実績豊富な国家資格保持者(理学療法士・柔道整復師・鍼灸師)
アスレティックトレーナーが、あなたのスポーツライフをサポートします。
患者さまと一緒に、スポーツ復帰まで付き添っていけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまとお会いできることを楽しみにしています。
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