プロの目で見守るゴールデンエイジ — 発達段階に合わせた子どもへの運動サポートで未来を応援
- cashregisterpluson
- 5月15日
- 読了時間: 6分
お世話になっております。院長の佐野です。
最近は年代問わず、多くの学生が来院してくれています。
今回は子どもの発育に関わるお話。
ゴールデンエイジについてお話していきます。
子どもの運動能力発達には、特に効果的なトレーニングができる時期があります。
この時期を理解することで、子どもの成長に合わせた最適な運動指導が可能になります。
・ゴールデンエイジとは?
ゴールデンエイジとは、子どもの運動能力が飛躍的に伸びる時期のことです。
一般的に9歳から12歳頃を指し、この時期にさまざまな運動を経験することで、
身体の動かし方を効率よく習得できるとされています。
この時期の子どもは、
一度見ただけで動作を覚えたり、すぐに技術を習得できる
という特徴があります。
自転車の乗り方や泳ぎ方を覚えると、大人になっても忘れずにできるのは
このゴールデンエイジの影響が大きいと言われています。

プレゴールデンエイジ(5〜8歳頃)
幼稚園児から小学校入学時代
特徴
脳神経系の発達が著しい時期
神経回路の形成が活発に行われる
様々な動きを吸収する「ゴールデンエイジ」の準備期間
発達しやすい能力
基本的な動作の習得(走る、跳ぶ、投げる、捕るなど)
調整力の基礎
バランス感覚
リズム感
柔軟性
適した運動・トレーニング
多種多様な運動体験
基本的な動きの習得(マルチスポーツ)
運動遊び(鬼ごっこ、縄跳び、ボール遊びなど)
コーディネーショントレーニング
リズム運動・音楽に合わせた運動
指導のポイント
「できた」という成功体験を多く与える
競争よりも楽しさを重視する
様々な動きの経験を積ませる
正確性よりも多様性を優先する
遊びの中で自然と基本動作を身につけさせる
ゴールデンエイジ(9〜12歳頃)
小学校中学年~高学年時代
特徴
運動神経系の発達がピークを迎える時期
新しい動きの習得が最も容易になる
「運動の黄金期」と呼ばれる重要な時期
発達しやすい能力
専門的な技術の習得
巧緻性(細かい動きのコントロール能力)
敏捷性(素早く正確に動作を行う能力)
協応性(複数の動きを調和させる能力)
空間認知能力
適した運動・トレーニング
基本技術の習得と洗練
複合的な動きの習得
スポーツ固有の基礎技術の導入
調整力を高めるトレーニング
ボディコントロール能力の向上
指導のポイント
多様な技術を習得させる好機と捉える
正確な動きの習得を意識する
基本技術を繰り返し練習する
創意工夫を促す練習メニュー
「考える力」を取り入れた指導

ポストゴールデンエイジ(13〜16歳頃)
中学生~高校年代
特徴
筋力や持久力など体力要素の発達が顕著になる時期
第二次性徴に伴う身体的な変化が大きい
精神的にも大きく成長する時期
発達しやすい能力
筋力
パワー
持久力
スピード
競技特有の専門的能力
適した運動・トレーニング
専門的な競技トレーニング
基礎的な筋力トレーニング(自重中心)
スタミナ向上のためのトレーニング
メンタル面の強化
ゲーム形式のトレーニング
指導のポイント
ゴールデンエイジで習得した技術を定着させる
個人差(成長の早い遅い)に配慮する
過度な負荷をかけないよう注意する
心理面のサポートを重視する
競技特性に合わせた専門的トレーニングを導入する

各時期の比較
時期 | 年齢 | 主な発達 | 重点的なトレーニング | 指導の特徴 |
プレゴールデンエイジ | 5〜8歳 | 神経系の基礎発達 | 基本動作の習得、多様な運動体験 | 楽しさ重視、多様な動きの経験 |
ゴールデンエイジ | 9〜12歳 | 運動神経系の最適発達 | 技術習得、調整力向上 | 正確な動きの習得、技術の洗練 |
ポストゴールデンエイジ | 13〜16歳 | 筋力・持久力の発達 | 専門的トレーニング、体力向上 | 個人差への配慮、専門性の強化 |
指導者・保護者が知っておくべきポイント
各時期の特性を理解する
子どもの年齢や発達段階に応じた適切な指導が重要です。
個人差を考慮する
同じ年齢でも発達の早い子と遅い子がいることを理解しましょう。
多様な動きの経験を重視する
特にプレゴールデンエイジとゴールデンエイジでは、様々な動きを経験させることが大切です。
早期の専門化を避ける
一つの競技に特化するのは、ゴールデンエイジ後半以降が望ましいとされています。
楽しさを最優先する
どの時期においても、運動の楽しさを感じられる環境づくりが最も重要です。
長期的な視点を持つ
短期的な成績や結果よりも、生涯スポーツにつながる基礎づくりを重視しましょう。
海外での教育年代への指導者・保護者の対応
デンマークのサッカー協会の話になりますが、教育年代の指導に対してこのような10か条を提言しています。

そして指導者だけでなく、親のための10か条もあります。

子どもたちの可能性を最大限に引き出すためには、
各発達段階の特性を理解し、適切な運動指導を行うことが大切です。
ただし、これらの年齢区分はあくまで目安であり、
個人差があることを忘れないようにしましょう。
ゴールデンエイジについてはスポーツ庁や日本スポーツ協会でも重要性が掲載されています。
そしてPlus ONE 鍼灸接骨院 Life & Performanceには
日本スポーツ協会で認定されているアスレティックトレーナーが在籍しています。
子どもたちの未来を守り、ケガで悔しい思いをして欲しくない。
私たちはケガの施術以外にもコンディショニングや
パフォーマンスアップに向けた障害予防にも力を入れています。
現在も近隣の小中学生、高校大学、社会人競技者の方々が通院されています。
もちろん。スポーツをされていない一般の方々への運動指導も行っています。
状態に合わせた運動指導を提供してまいります。
腰痛予防 肩こり改善 膝への毎日の体操指導など。。。
何かお子さんの事で心配事がありましたらご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまとお会いできることを楽しみにしています。
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